6月20日は世界難民の日、だそうです

6月20日は世界難民の日、だそうです

なかなかに暑い6月中旬の日曜日。
午前中に友人が手がけた物件のオープンハウスに行ってきました。
友人のS氏は、私がP3にいた時に担当した
アートプロジェクトのサポートメンバーとして
本当に本当に活躍してくれた人です。

プロジェクトには複数の大学の建築学科から
総勢100名近くの学生さんがサポートとして参加してくれたのですが、
彼はその中でも中心的な存在で、持ち前の人懐っこさとコミュ力、
そして深い洞察力でチームビルディングに貢献していました。

あれから20年以上経っていますが、
プロジェクトが終わった後も要所要所で連絡を取り合い、
お互いの活動をなんとなく報告し合いながらゆるりと繋がっています。
今ではお互いに家庭を持ち、好奇心一つで身の振り方を決めていた
あの頃とは違います。それゆえ会った時の話題も、
お互いの純粋な興味や関心の話にプラスして
自分自身を取り巻くあれこれの話も加わり
そうか、私たちも人生経験を年相応に重ねているんだなぁ……
ってあらためて実感したり。

当たり前ですが私たちは毎日更新されているのです。
この瞬間にも。

そして午後はとあるイベントに行きました。
そのイベントとは、6月20日の世界難民の日に合わせて
開催されたUNHCR主催のトークイベントで
ゲストがホンマタカシ氏と池澤夏樹氏という豪華さ!
ホンマ氏はUNHCRと協働して「SONGSーものが語る難民の声」
というプロジェクトを瀬戸内国際芸術祭で発表していますし
また池澤氏は難民問題を題材にした「ノイエ・ハイマート」という本を
書かれています。(それぞれについて、詳しいことは割愛します。)

UNHCRは真正面から難民問題に取り組んでいますが
このようにそれぞれが写真家、小説家として難民問題を切り取ると、
また見え方が変わってきますよね。
池澤氏は、世界に一億以上いるといわれている難民を
「遠い親戚」みたいなものだとおっしゃっていましたが、
まさに私たちが持つべきは当事者意識ではないでしょうか。
ここまで世界が近くなった今、海の向こうで起こる紛争は
対岸の火事ではなく、地続きで起こっている身近なことだと自覚し、
「遠い親戚」の困難を手元に引き寄せ、ささやかでも行動すること。
簡単なようで難しいことですが、現実を知ってしまった以上は
無関心でいられるはずはないですよね。

イベント会場となったのは渋谷のヒカリエホールでした。
イベント終了後、せっかくだからと階下の店舗をいくつか覗きながら
「このバッグかわいいな」
「これ今度買おうかな」
などとワクワクする自分と、難民問題について考えを巡らせた
さっきまでの自分。どちらも本当の自分です。
そしてその2つの自分は共存できるものだと思っています。